Microsoft 365 Copilot のライセンスを持っているので、
「VS CodeでもM365 Copilotを使えば、GitHub Copilotの利用制限時のバックアップになるのでは?」
と思い導入してみました。
ところが予想以上に苦戦。
最終的には動作しましたが、原因はライセンスでも権限でもなく、まったく別のところにありました。
同じ症状で困っている方の参考になれば幸いです。
やりたかったこと
普段は GitHub Copilot を利用しています。
しかし利用制限に達したときのために、
- M365 Copilot
- VS Code
を組み合わせて使えるようにしたいと考えました。
用途としては、
- コードレビュー
- バグ調査
- ソースコード生成
- README作成
- 設計相談
などです。
最初の状況
VS Code で
M365 Copilot for VS Code
をインストール。
さらに会社アカウントで Microsoft 365 Copilot にもログイン済み。
ところが VS Code のモデル一覧を見ると、
GPT
Claude
Gemini
などのモデルの横にマークが付いており、正常に選択できません。
その時は、
M365ライセンスが足りないのかな?
と思っていました。
Web版は普通に使える
まず確認したのはブラウザ版。
へアクセスすると正常に利用できます。
つまり、
✅ Microsoft 365 Copilotの契約はある
✅ アカウントも正しい
✅ サインインも成功している
という状態です。
エラーメッセージを確認
よく見ると VS Code 側に次のメッセージが表示されていました。
There is no M365 Copilot token.
Run “M365 Copilot: Paste profile or token”
この時点では意味が分かりませんでした。
正直、
Microsoftにログインしてるのに何で?
という状態です。
さらに調査
拡張機能の詳細画面を見ると、
発行元が Microsoft ではありませんでした。
cristiancastineiras
という個人開発者の拡張です。
ここで初めて、
Microsoft公式のVS Code連携ではない
ことに気付きました。
READMEを読む
GitHub の README を確認すると、
しっかり答えが書かれていました。
Browser extension (recommended)
この一文が重要でした。
つまり、
VS Code拡張だけでは動かない
のです。
必要だったのはChrome拡張
READMEによると、
以下の構成が必要でした。
M365 Copilot
↓
Chrome拡張
↓
VS Code拡張
ブラウザで取得した認証トークンを VS Code に転送する仕組みです。
Chrome拡張をインストール
GitHub Releasesから
m365-copilot-vscode-extension-chrome.zip
をダウンロード。
ZIPを解凍して、
chrome://extensions
を開きます。
デベロッパーモードを有効化
右上の
デベロッパーモード
をON。
次に
パッケージ化されていない拡張機能を読み込む
をクリック。
解凍したフォルダを選択します。
M365 Copilotを開く
Chromeで
を開きます。
適当に
こんにちは
など送信してみます。
するとブラウザ拡張の状態が変化しました。
接続成功
ブラウザ拡張には次のような表示が出ました。
Connected to VS Code
さらに
Token: Expires in xx min
VS Code: Connected
Renewal: Token renewed
という状態に。
ようやく接続完了です。
VS Codeで確認
コマンドパレットから
M365 Copilot: Token status
を実行。
以前は
No token
だったものが解消されました。
動作テスト
VS Codeで
これを確認して
と入力。
すると、
開いていた
index.html
を解析して回答が返ってきました。
ファイル内容を読み取り、
構成上の注意点まで指摘してくれます。
ここでようやく、
本当に動いた!
と実感しました。
今回ハマったポイント
① ブラウザでログインしていても使えない
一番の落とし穴です。
普通は、
Microsoftにログイン
↓
VS Codeでも利用可能
と思います。
しかし今回の拡張は、
ブラウザログイン
↓
トークン取得
↓
VS Codeへ転送
が必要でした。
② モデル一覧の表示に惑わされた
最初は、
モデルに問題がある
と思っていました。
しかし実際の問題は、
トークン未登録
でした。
③ READMEを先に読めばよかった
結局のところ、
解決策は README に書いてありました。
英語だからと後回しにしていたのですが、
最初に読んでいれば30分も掛からなかったと思います。
M365 CopilotをVS Codeで使った感想
無事に動いてみると、
かなり実用的です。
例えば、
このコードの問題点を教えて
このゲーム構成をレビューして
READMEを作って
などが自然に使えます。
個人的には、
- GitHub Copilot → メイン
- M365 Copilot → バックアップ兼レビュー担当
という使い分けになりそうです。
まとめ
もし
M365 Copilot for VS Code
を導入したのに動かない場合は、
次を確認してください。
✅ Web版M365 Copilotは利用可能か
✅ There is no M365 Copilot token が出ていないか
✅ Chrome拡張を導入したか
✅ Connected to VS Code になっているか
✅ Token status が正常か
私の場合、
ライセンスや権限ではなく、
「Chrome拡張によるトークン連携が未設定」
ことが原因でした。
同じところでハマっている方の参考になれば幸いです。
